当窯では、約230年前信楽から来て開窯した園部善六の窯を、
寛政八年(1796年)初代義右門が買い受けて以来、
現在までその火を焚き続けております。
伝統とは、唯単に古いものをつなぎ伝えていくだけのものではなく、
常に時代を見据えた革新とその積み上げによってのみ
受け継がれるものと考えます。
精進しながら古来よりの手法を習得し、
さらに研究と研鑽を重ねながら他流の佳良さえも自分自身に取り入れ、
独自の境地に達する事がその真髄です。
これに従い、五代までの伝統を受け継ぎ、
皆様に喜んで頂ける笠間焼を提供できるよう日々努力しております。
笠間焼は、我々の生活に密着した生活陶器です。
皆様の人生に寄り添い、末永くご愛用頂ければ幸いです。
創業寛政八年
仕法窯 製陶ふくだ